気分は探検隊、鼬幣稲荷神社
寂しい住宅街の一角にある神社ですが、奥の方は林っぽくなっていて
そこを歩いていると軽くハイキングしてるような気分になりました。
一番手前にいたお稲荷さんたち。
鍵らしきものをくわえてお渋い表情をしています。
こちらは宝珠でしょうか?
細マッチョな雰囲気と小さい歯がなんともいえず良い感じですね。
由緒
南部藩三稲荷の一つ南の守護の神とし藩主代々領民の安泰五穀豊穣諸願成就を祈願信仰崇敬された。この発祥は「二群見聞私記」に当時花巻郡代野々村字右ェ門が、あるに、夢の中に白髪の老人が白狐にのり「われは稲荷なり、汝支配する下根子に垂跡せん」とのお告げがあった。夢が覚めた翌日、水ごうりをとり現地に訪れて見ると、石神五郎助の地にある川端の大石に白紙一帳あり、そこへ鼬(いたち)がはせ来たりその白紙をくわへ西方に走り出したあとをついていくと、白紙は御幣(神前に供えるもの。棒に白いワサワサがついてるやつ)となり、現在の神社の場に置き消え失せた。この神体が鎮座された時、山が二つ割れ、清水が湧き出たという。現在も本殿の後ろが割れて、沢になって水がわいて居ります。
出典:看板より
境内には鼬要素がなく??と思っていましたが
由緒によるとそういうことみたいですね。
ここは南部藩の南の守護の神ですが、
北は福岡の呑香稲荷、中央は志和稲荷だそう。
奥に進むとこちらにもお稲荷さんが。
手前にいたものよりも少し可愛らしい感じがします。
なぜか療法とも耳が取れてるのが気になりますが・・・
向かって左側のお稲荷さんの後ろ側の塀から出ていた水。
これが山が割れたときに湧き出た清水でしょうかね?
ご神木。
拝殿。
この神社では食物の神とされている豊受姫命(トヨウケヒメノミコト)と
稲や穀物、食物、そして商売繁盛の神とされている神宇迦御魂命(ウカノミタマノミコト)をまつっています。
本殿。
細かな装飾が施されていて綺麗でした。
この本殿は平成15年、花巻市指定有形文化財に指定されています。
こちらにいたお稲荷さん?はすごくたくましい感じでもっと近くで見たくなりました。
もしかしておおかみ??
本殿の横側。
そしてここにも剣が!!
剣は毘沙門天のところでも少し書いたので興味のある方は↓
この剣、花巻のいろんな神社でみます。
現在まだこの剣については調べてる途中ですが毎日剣のことが気になって気になってしかたないです。県立図書館のレファレンスではこのことについて記述してある文献がないとのことで、三熊野神社の神主さんに電話して(迷惑 笑)とりあえずの回答は得たもののもう少し自分でも調べてみてからまとめたいと思います。
水天大竜神
井戸っぽいものがあってちょっと怖かったです。
池には鯉と小さい金魚もたくさんいて面白かったです。
すごい屋根のかざり?
花が立体的できれいです。
真ん中のつるのマークは南部藩の家紋だそう。
草むらになぞの釜。
ものすごく大きいです。
人間も煮れそう・・・
左から山神、庚申塔、庚申、七庚申。
案内板にはここのゾーンは「山ノ神 幸神」と書かれていました。
幸神?
サエノカミ
塞神、障神と表記された「サエノカミ」は、村や地域の境界、道の辻にあり、文字通り、禍の侵入を防ぐ神である。幸神・妻神・性神と表記された「サエノカミ」は、性病治癒、夫婦和合、子宝の神とされている。また、歳神、才神となると、年々の収穫を祈念する神である。
ここから少しのぼると熊野山社があります。
中には石が入っていました。
さらにのぼっていきます。
前日に雨が降ったのですこしぬかるんでいて滑りそうでした。
ここ最近はあまり人も来ないようで足元は草がすごかったです。
途中もうのぼりたくな~いと思いながらのぼりました。
何しろ、足元が悪く落ちそうで怖ったんです。
そんな感じで観音様ゾーン到着。
ほとんど観世音と書かれていましたが一番左だけ石神大・・・(読み取れない)とあります。写真にはうつっていませんが、このあたりものすごいうっそうとしていて、蛇でもでそうな感じでした。
さらに草木を分け入っていくと、見晴らしのよい場所に出ました。
このゾーンでは馬頭観音を主にまつっています。
念佛塔。
花巻はとてものどかです。
・・・おまけ・・・
花巻のマンホール。