荒川ダムの畔、天満天神宮
富士川水系の河川である荒川の上流部は昇仙峡という渓谷を作り出しています。
今回はそんな荒川ダムの畔にある天満天神宮についてまとめていきます。
荒川ダムの湖畔には食事処があり、
天満天神宮はその建物の脇の階段を登った場所に鎮座しています。
元々は荒川上流域にあり、現在は甲府市となった宮本村から変遷された。
かつては木喰上人作の彫刻も保有していたといいます。
木喰上人・・・享保3年(1718)甲斐の国生まれ。五穀、塩、火を通した食物を断つ修業「木食戒」を受けた後、日本各地を旅して千体以上ともいわれる仏像を彫った。
出展 http://www.niigata-kankou.or.jp/shiru/rekishi/jinbutsu/mokujiki/index.html
木喰上人は山梨の歴史についての文献「甲斐国志」には登場こそしませんが、
その作品は芸術的な価値があるものとして評価されていたといいます。
山梨県内に木喰の里微笑館という場所でその数々を観れるらしいので今度行ってみたいと思います。
階段を登るとアーチの洞窟があり、柵がしてあります。
柵の上部が日の丸になっています。
簡素な造りで、どこか寂し気な雰囲気があります。
御祭神は菅原道真公で天満天神として信仰の対象となり、
学問の神として信仰されています。
荒川ダムには何度も行ったことがあったのですが、
この天満天神宮には今まで気付かず、見つけた時は驚きました。
普段の何気ない生活の中にもまた新たな発見があるかもしれないので、
これからはぼんやり度を少なめに生活していきたいです。