雷神のミイラ?に出会える雄山寺
1つ前の記事(花巻ノート)で書いたように現在はもう花巻を離れているのですが、訪れてから記事にできていないスポットがまだまだあるのでこれからも少しずつ更新していこうと思います。
今回の記事では花巻駅のほど近くにある陽光山雄山寺に雷神のミイラがあると知り、見に行ったときのことです。
訪れた日はちょうど台風が来るときで、怪しげな風が吹いていたもののまあ雨は降っていないから大丈夫か~と思って出かけました。
以前訪れた花巻駅前の藤木大明神がある高台からこの雄山寺のお墓が見えたのでなんとくなくの場所は分かっていたのですが、住宅街にあるので少し迷いました。
お寺は保育園の隣にあり、その境には”おともだち観音”が。
可愛らしい姿で親しみやすい観音様です。
陽光山雄山寺は慶長3年(1598)に花巻郡代(花巻城の城代)であった北松斎が四男愛邦の死を悼み建立した寺院です。
出典:雄山寺(花巻市)
御本尊は十一面観音(もとどり観音)で、
岩手にゆかりがある有名な人って結構たくさんいるのですねー。
普段お寺はおまいりをせずに外から建物や石碑、石仏などを眺めて終わることがほとんどなのですが、この日は雷神のミイラを見るまで帰れない!と思い本堂の戸を開けて、とりあえず手順に沿いおまいりをしてみました。
いつかこのブログで無神論者なのでおまいりはしないぞー的なことを書いたことがありますが、おまいりをするというのは挨拶みたいなものであり、すればなんとなく寺院を見てまわることへのうしろめたさが半減するし、やらないということをそこまでこだわる必要はないのかなーと思うようになりました。
それから何度か声をかけてみましたがお寺の人はいないようだったので少しばかり本堂の中を見させて頂きました。
広く薄暗い本堂の中で1人でいるのは少し怖かったです。
そして・・・
見つけました。雷神のミイラを。
こんな感じで箱に入っています。
サイズは結構小さめ。
雷神といえば俵屋宗達の風神雷神図屏風のようなものを想像していたのでこれは予想外な姿でした。
でも表情が荒々しくて良いですね。
ずっと見ていると愛着がわいてくるような可愛らしさがあります。
猫にしては手足が長いとよく言われているようですが、実のところは一体なんの動物なのでしょう?
それにしても、ミイラはみんな黒っぽいですよね。
肌の色がちゃんと保存できればいいのになー。
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観音堂。
六地蔵。
馬頭観世音。
山門の近くにあった木。
根元にコンクリートのようなものが詰め込まれていました。
・・・おまけ・・・
花巻駅近くにある照井菓子店 のだんご。
甘いものが食べたくなるとたまに行っていました。
左奥がしょうゆ味のくるみのやつ、右奥があんこ、
手前は蜜とクルミが入っているなんかおいしいやつです。
手前のやつがとくにおいしくて好きでした。