岩手1人旅その④_平泉の地を巡る3
前回の続き。
中尊寺から自転車で移動していると、公園のような場所があった。
遠目に赤いほっかむりをした石仏が木に寄りかかっているのが見えたので向かった。
一見さみしい公園にも見えたがここは観自在王院跡という国の特別史跡だった。
ここには阿弥陀堂があったという。
阿弥陀如来とはについての分かりやすいサイトがあったので引用させて頂く。
阿弥陀如来とは、仏教において、修行をして悟りを開き如来になったとされる仏です。浄土教においては、極楽浄土の仏で本尊となります。阿弥陀如来はすべての者を極楽浄土へ導くとされています。他力本願ともよばれ、どんな人でも「南無阿弥陀仏」を唱えることで、極楽浄土へ往生できるというのが浄土教の教えです。阿弥陀如来は全ての人を救おうと48の誓いを立てました。
鎌倉時代初期から、阿弥陀如来の教えである、南無阿弥陀仏を唱えれば、凡夫もすべて極楽へ行けるという浄土真宗の教えは、武士や農民を中心に圧倒的な支持を受け広がっていきました。それまでの仏教には、殺生をする漁師や魚屋、武士などが成仏できないという教えがあったためとも言われています。他力本願は、特別な修行をしたものだけが成仏できるとされたそれまでの仏教に、新しい概念をもたらしました。
当時の建物はもう失われてしまっていた。
これは舞鶴が池といい、この池を中心とした浄土庭園は平安時代の「作庭記」の作法通りに作られていたという。
今は公園として整備されていて落ち着く空間だった。
公園内にあった石仏。
最初気付かなかったが視線を感じて振り返るといらした。
そのすぐ近くにある毛越寺へ行く途中。
お腹が減ったので目についた蕎麦屋さんに入った。
これは暮坪そばセット。
大根おろしのように見えるが暮坪かぶだ。
刺激的なのでわさびをいれる前に味を確認してくださいと言っていたので少し構えたけど、からくてさっぱりしていておいしかった。
大根の半分くらいの大きさだけど、値段はその倍以上だという。
しかも遠野で採れたものが特別おいしいらしい。
お店の人が親切にいろいろと教えてくれて楽しかった。