名古屋大仏ツアー1【善光寺東海別院で極楽浄土を見る】
去年の12月に2泊3日で行った旅、名古屋大仏ツアーというタイトルをつけたわけなのですが…なんと第1回目の記事は名古屋でもなく、大仏も登場しません…!ヒエー
ここ数年、関東近県〜東北方面ばかり攻めていたので住んでいるところより南(西?)の方へ行ってみようと思い立ち、手始めに愛知県に行くことにしました。
深夜バス乗り込み早朝に名古屋駅に到着。
名鉄森上駅まで電車に乗り、そこから1つ目の目的地である善光寺 東海別院まで歩くことにしました。
グーグルマップの計算によると徒歩30分ほどでしたが寄り道したりぐだぐだ歩いたりしていたので実際には多分1時間くらいかかったと思います。
善光寺 東海別院
住宅地の一角にあり、意外にこじんまりとした印象でした。
参拝客もまばらで良い感じでした。
言い伝えによりますと天正十年(1582年)織田信長・信雄によって善光寺ご本尊如来さまが岐阜より尾張甚目寺へ御遷座の途中、祖父江付近に立ち寄られたとあり、
その場所に明治四十二年・四十三年と蓮田であった境内地に1本の茎から二つの花が咲くという奇瑞を縁として、
開基旭住上人が信州善光寺本坊大勧進より善光寺如来さまを勧請して善光寺東海別院を創立しました。
この旅でまず最初にここを訪れたのは、
絶対に見ておきたいものがあったからです!
それはそう、
この記事のータイトルにもなっている『極楽浄土』です・・・
極楽かいだんめぐり
信州をはじめとし全国にある善光寺。
善光寺といえばお戒壇巡りがつきもので、甲斐善光寺の近くに住んでいた子供の頃はお戒壇巡りの、あの目を開けているのか閉じているのかも分からなくなるような暗闇を恐れつつもワクワクしながら、アトラクション感覚で友達とよく訪れていたのを覚えています。
お戒壇巡りは、秘仏の御本尊様の下を巡って、仏様の分身ともいえるお錠前に触れることによりまして、仏様と縁を結び極楽往生のお約束をいただき、私たちが本来持っている仏縁の種を大切に育ててゆくことを仏様にお誓いする「行」であります。
(中略)暗闇の中では、私たちは種々のとらわれの心を離れ、極楽のお錠前を探し当てることに専心します。つまり、仏様の世界に入って行くことができるのです。
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もう大人になったんだからちゃんとお戒壇巡りという経験の尊さをきちんと理解し、絶対はしゃいだりしないぞとおもっていたのですが…
無理でした!
ジャーン
だって金ピカの極楽浄土が目の前にあるんだもの!
中央に阿弥陀如来、観世音菩薩、勢至菩薩と十六観音菩薩が安置され、宝樹、宮殿楼閣、宝池には五色のれんげが咲きそれぞれの光を放っております。空は迦陵頻伽、共命鳥が舞い、華びらを散らし妙なる音楽が流れ、涼やかな風が吹く極楽浄土のありさまが立体的に拝めます。
正直、めちゃくちゃ興奮しました。
しばらくぼけーっとしてしまう見事さでした。
ちなみにお戒壇巡りすると暗闇で光る手首につけるやつがもらえます。
写真だと見づらいですが、阿弥陀如来、観世音菩薩、勢至菩薩が描かれています。
嬉しかったです。
お寺の縁起を絵にしたもの。
おびんずるさま。
自分の身体の悪いとこを撫でてお参りするもの。
おもかるさま。
持ち上げて軽く感じれば願いがかないというものです。
そとには可愛い仏さまが何体もいました。
境内には根福寺もありました。
涅槃中・・・
・・・長〜いおまけ・・・
いなざわのマンホール。
知らない街を歩くことは面白いです。
日本の都市はどこも似ているようで少し違って、でも同じに見えます。
それに、そこにある他人の日常を覗き見しているみたいな気持ちになって少し楽しいです。
それにしても愛知の川めちゃくちゃ汚かった〜。
なぞの発砲スチロール畑。
歩いていくと連なる鳥居を見つけました。
赤さが眩しい…
ちょっとぎこちないお稲荷さん...
遠くの方からも見てました。
路地の裏の方へ歩いていくと猫の声が…
古い家の軒先に猫が毛糸みたいなもので繋がれてました…
しかも変な首輪?つき…
犬。
そしてまた歩き出します。
〜つづく〜