湯村温泉郷、厄除地蔵尊大祭と首地蔵
山梨県甲府市湯村にある塩澤寺では毎年2月13日正午から14日正午まで大祭が行われます。なんでも、その24時間だけはお地蔵さまが『善男善女』の願いを聞き入れてくれて災難から逃れられる…と言われており、毎年各地から人々が訪れるそう。
このお祭りはとっても混雑することで有名だそうですが、人混みは苦手なため空いてそうな時間を狙って13日の23時ごろに行ってみました。
お寺に向かうまでの道にはずらっと露天商が立ち並んでいました。
そして予想以上に参拝客が少なかったです。
時間帯によっては、この階段の方まで人がくるようです。
ここで写真を撮っていたら、露天商のおじいさんが近づいてきて
「昔はもっと賑やかでねえ・・・」みたいな昔話をされました。
切なかったです。
階段をのぼると本堂があり、その前にはお札や矢を入れるゾーンがあります。
火を焚いてお坊さんが集まってましたが片付け始めていました。
お地蔵さんの耳は24時間開いてるようですが、この火を焚くやつとかは0時に終わってしまうようでした。
厄除地蔵尊ですが、地元の人々の間では厄年の前後3年にこの祭に訪れると厄を貰ってきてしまうという噂があるようです。なんで・・・?
・・・おまけの首地蔵・・・
お祭りのときは立ち入り禁止になっていましたが、お堂の裏には墓地があり、その一角にはなんとも変わったお地蔵さんがいるのです。
その名も『タンキリマッチャン』
結構大きく、存在感があります。
この岩に頭が載っているスタイルのお地蔵さんを一部では首地蔵と呼ぶらしいです。山梨県には何体か存在し、このブログの最初の方でちらっと紹介しています。
それにしてもなんとも言えない顔…
ちなみに塩澤寺からは富士山が見えました。
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ここ湯村温泉ですが、太宰治や井伏鱒二、松本清張などが執筆した宿などもあるそうです。いつか泊まってみたいものです・・・。