背筋がぞく?!山梨市 お伊勢の宮
先日、ドライブしていた時に「お伊勢の宮」という看板を見つけたので立ち寄ってみました。伊勢神宮の関係かな?と思いなんとなく入っていったのですが、結構不気味で面白かったです。
まず入り口はこんな感じ。
まあまあこの辺りはちょっと石像が多いな・・・くらいの感じでした。
これは阿弥陀三尊をあらわす組み合わせです。
左 サ 観音菩薩
中 キリーク 阿弥陀如来
右 サク 勢至菩薩
岩の壁の方にはたくさんの石仏、そして「弘法大師」と書かれた石碑もあります。
その岩の隙間をよくみてみると・・・
なんとたくさんの人面石が・・・!
同じ人が彫ったような雰囲気です。
みつけたときは思わず背筋がぞくぞくっとしてしまいましたが、
よくみるとみな朗らかな表情をしていて優しそうにも見えます。
おじいさんのよう。
安らかな死に顔・・・
こっちは一つの石に顔がたくさん・・・
なんだか狂気じみてます。
先に進むと・・・
巨大な岩の前に石仏がずらっと並んでいて迫力があります。
見えづらいですが、岩には摩崖仏が。
なんでも、弘法大師が爪でひっかいて書いたのだとか。
また、伊勢への旅人がここへ立ち寄り、弘法大師にあやかって石仏を1体ずつ収めたなんていう話もあるそう。
どこか現代的でイラストチックなものに見えてしまうのは自分だけでしょうか?
このお伊勢の宮は山梨市指定有形民俗文化財に選ばれており、
真言密教とは・・・
真言密教の「真言」とは、仏の真実の「ことば」を意味していますが、この「ことば」は、人間の言語活動では表現できない、この世界やさまざまな事象の深い意味、すなわち隠された秘密の意味を明らかにしています。弘法大師は、この隠された深い意味こそ真実の意味であり、それを知ることのできる教えこそが「密教」であると述べています。
いかつめながらコミカルな不動明王。
この左手奥には細い道があり、上まで登れそうでしたが怖すぎて断念。
地面にはわだちがありその部分は雑草も生えていなかったので、
結構人が行き来する道なのでしょうか?
不動明王右手には橋がありました。
崖がすごい土砂崩れで怖かったですが橋を渡り切ってみると、
川の下の方にまで続く道がありました。
・・・こっちは使われてなさそうですね。
しかし、看板によると石仏群の直下の沢に弘法大師が杖を刺したあとから温泉が湧き出てきた「弘法の湯」があるらしい・・・。(ほんとか?!)
まあ結局このまま引き返し、そんな感じでこの日は雰囲気も怖いし頭が痛くなってきたこともありそそくさとこの場を後にしたのですが
・上に登っていくと何があるのか?
・宮と名前に付くからには何かお宮のようなものがあるんじゃないか?
・下の沢にある「大師の湯」はまだあるのか?
などをまた改めてきて知ることができたら良いな~と思いました。