宮城ノープラン旅その⑥「住宅街にそびえたつ仙台大観音」
今回の宮城の旅ラストは念願の仙台大観音を見に行ってきました!
街中に突如現れる巨大な観音様は仙台を訪れるなら必見です。
仙台駅から市営バスで約30分、
仙台大観音前というバス停降りてすぐのところにあります。
着いたのが閉館時間(午後4時)の1時間前くらいで、急いで向かいました。
(ここへ来る前にすったもんだがあったので次の記事で書きます・・・)
仙台大観音内部は12層に分かれており、
その高さは地上100mにもなります。
中へ入るとまずは、
大きな三十三観音や
十二神将たちが迎えてくれます。
このゾーンの一番のお気に入りは魚籃(ぎょらん)観音。
右手に魚を入れたかごをもっています。
左手でつまんでいる玉は一体なんでしょう?魚卵?
羅刹・毒龍・悪鬼の害を除くことを得るとされ、日本では中世以降に厚く信仰された -wikipedia
エレベーターで最上部まであがっていきます。
ここは御心殿と呼ばれるところです。
なんというか、ものすごくごてごてしています・・・
「AKIRA」の派手な効果音が似合いそうな龍。
背景の光の感じと相まってとってもバブリーです!
中央の台座には如意宝珠という観音様が持っている
人々の願いを聞き届けてくれる宝の珠が安置されています。
その後ろの方には大日如来の掛け軸がありました。
ここでは合掌し
「おん しべいてい しべいてい はんだら ばしに そわか」
と三度唱えてお参りします。
窓からは仙台市内、太平洋まで見渡せます。
宮城には山も海もあっていいな~
最上部から階段で下に下っていきます。
11層から3層までは百八胎内仏が安置されています。
螺旋階段状になっていて、上から見るとすごい景色です。
自分の他に2~3組の人がいたと思うのですが、
それぞれ姿は見えず階段を下る音があちこちで響いていてなんとなく怖かったです。
百八の仏像にはそれぞれ名前と説明書きがあり、
ひとつひとつみていると、人間の中にこんなにも多くの煩悩があり、それをすべて打ち払わないと悟りの境地に達せないというのは大変なことなんだと身に沁みました。
宇宙のように無限大な知恵や知識を与えてくれるといいます。記憶力増進のご利益があるそう。
ご真言:ノウボウアキャシャキャラバヤオンアリキャマリボリソワカ
衆宝観音。
この観音を信仰すれば財宝が手に入り出世できるといいます。しかし自分の利益だけを祈ったらそれは叶わないそう。
なんというかこのポーズ、
ちょっとセクシーですよね。恐れ多いですが・・・
一体一体、精巧につくられていて
じっくりみていたらあっという間に時間が過ぎてしまいます。
もっと時間をかけてみたかったです。
階段には謎の一本の線が引かれていました。
人間の軌跡かなにかを表しているんでしょうか?
2層部分まで下ると外へ出れる扉があります。
その名も登龍門・・・
大観音の足元にでることができます。
でかい!
祠もあります。
足元から見上げるとすごい迫力です。
仙台大観音は白衣観音で諸仏を生ずる母といわれています。
右手に人々の願いを叶える如意宝珠、左手には水瓶。水瓶は萬徳の知恵の水を蓄え、人々に知恵を授けてくれます。
見終わって出るときに出口が龍の口になっているのに気づきました。入ってくるときは気付かなかったのでテンション上がりました。
大観音の裏手には大観密寺があります。
中には大観音と同じ白衣観音らしき像が。
また敷地内には油掛大黒天もありました。
実際に油をかけて拝むようです。
由来についての面白い口伝がホームページにあったので興味のある方はぜひ見てみてください。
縁結び大黒天|大観密寺・仙台大観音/ご供養/縁結び大黒天/各種法要
また油掛け大黒は縁結びのご利益もあるそう。
縁結びリボンがたくさんくくられていました。
色がおしゃれですね。
仙台大観音は実は去年から見たかったので時間ぎりぎりで全て見終えることができ、大満足でした!
次の記事で宮城ノープラン旅シリーズは終わりです。
・・・その⑦へつづく・・・