ハサミで縁を切る、神場山神社
縁切りといっても人と人との縁だけでなく、病気との縁切りを祈願する人が多いそうだ。
鳥居から階段を少し下るとご神木がある。
「よろこぶの木」と呼ばるこの木のこぶを3回撫でてその手で自分の悪いところを撫でると様々な病を治してくれると言い伝えられている。
境内には大きな池があり、鯉がたくさん泳いでいた。
その向こう側にはつつじが一面に植えてあり、花の季節のころに来ればすごく綺麗だっただろうなーと思った。
参道は手入れが行き届いていて美しい。
拝殿が見えてきた。
鳥居の手前には石碑群があったが、読み取れるのは中央の「大山祇神」だけだった。
大山祇神は山の神様で、一般に山の神といえば女神だが大山祇神は男神だという。
拝殿の手前には様々な大きさのハサミが飾られている。
ハサミというと、工作ばさみのようなものをイメージしていたのだけど、
洋裁に使うようなハサミばかりだったので少し驚いた。
神社の風習として、災厄や病気の治癒を祈願するときは、はさみを借りて枕の下に置くとはさみが病気を断ち切り病気が治るといわれ、全快後は借りたはさみよりさらに大きいものを返納する奇習が誰知るとなく行われてきました。感謝を込めて奉納されたハサミの中には60キロ以上大きいものもあり、鎌も五穀豊穣を祈って奉納されます。
ハサミの返納では現在は行われていないとのこと。
拝殿。シンプルでかちっとした印象。
中には大きなハサミが祀られていたり、人の身長以上ありそうな天狗のお面?があって驚いた。
ここはパワースポットとしても有名だという。
周りも背の高い林に囲まれ、世俗とは離れたような神聖な雰囲気で癒された。
本殿がある場所より下の位置にも道があったが、足元が悪そうだったので行かなかった。
しかし他の方のブログをみると、そこにはご神水の井戸があるらしかった。
しかも実際に井戸から水をすくうことができるようだったので、ぜひまた訪れてみたい。