ぐ~たらワニのぷらり散策日誌

色んな所へ行って、色んな事を知りたい。

万治の石仏さまに会いに


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長野県下諏訪町にある万治(ばんじ)の石仏。

その独特な姿は岡本太郎が愛したことでも有名で、

「物事をばんじまるく治めて願いを聞き入れてくれる」と伝えられています。

 万治の石仏は、諏訪大社下社の春宮のほど近くに安置されています。

 

ちなみに諏訪大社

上社 本宮・前宮

下社 秋宮・春宮 

の4か所からなり、

 

上社では建御名方神タケミナカタ

下社では八坂刀売神(ヤサカトメ)をまつっています。

 

自宅から車で1時間半ほどと丁度いい距離にあり気晴らしのドライブには最適なので、年に1回はこのうちのどこかを訪れている気がします。

 

今回は秋宮→春宮→万治の石仏という順でおまいりしてきました。

 

諏訪大社下社 秋宮

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少し紅葉しはじめてきました。

見ごろまではあと少しといったところでしょうか?

 

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御柱祭の模型が飾ってありました。

 

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手水はなんとお湯です。

湯気がモクモクしてました。

 

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国の重要文化財に指定されている神楽殿。

大きなしめ縄が見事です。

 

 

狛犬コレクション

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阿形

凛々しい出で立ちです。

 

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吽形。ニヤリとしているように見えます。

その体長は1.7メートルで、青銅製では日本一の大きさだと言います。

かなり大きいので、ぐっと見上げる形になります。

 

 

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神楽殿とともに国の重要文化財に指定された幣拝殿。

この建物は御幣を奉ずる幣殿と拝殿が一体となったもので、参拝や、神職が祭祀を行う場所です。

 

この奥の宝では神の御霊代を祀っており、そのさらに奥には御神木であるイチイの古木が祀られています。

 

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伊勢神宮の遥拝所。

 

 

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寝入りの杉
なんと樹齢600年以上と言われているそう。
丑三つ時になると枝を下げて寝入りいびきが聞こえ、
子供に木の皮を煎じて飲ませると夜泣きが止まるといわれているそう。
よくわからないけどめちゃこわい。

 

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境内では菊の品評会が。

以前、川越に住んでたときに同じようなことをよく喜多院でやってたのを思い出して少し懐かしくなりました~。

 

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秋宮恵比寿社

 

諏訪大神の

父、大国主神オオクニヌシノカミ)と

兄、事大主大神(コトシロヌシノカミ)をまつっています。

出雲大社及び美保神社からはるばる分霊したそう。

 

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諏訪大社下社 春宮

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秋宮より1kmほどですのですぐに到着します。

こちらは参拝者が少なかったのですが、この時期(8月1日~1月末)は神様が秋宮へいってしまっていないからでしょうかね?

 

狛犬コレクション

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阿形。

 

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吽形。

 

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神楽殿。

 

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幣拝殿。

秋宮と同じ図面で秋宮より1年早い1780年に落成したそう。

当時は春秋で技術が競われたそうです。

 

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見事な彫刻です。

 

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御柱

春宮に4本、秋宮に4本あります。

奇祭として有名な御柱祭は寅年と申年の7年ごとに行われ、去年がその年だったので次はまだまだ先ですね。

 

 

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筒粥神事という粥占いが行われる場所です。

中をのぞいてみると中央に囲炉裏があるだけでした。

 

諏訪大社の筒粥神事については以下のホームページに詳しくまとめてあるので興味のある方はみてみてください。

「筒粥神事」《諏訪大社下社の神事》

 

 

 

さていよいよここから歩いて石仏のほうへ移動していきます。

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のどかです。

 

浮島社

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川の中央にある浮島社です。

 

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祓戸大神(ハラエドノオオカミ)をまつっています。

 

写真だとわかりませんが、どこからかイチョウの黄色い葉が舞ってきてきれいでした。

 

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燈篭に熊野三社大権現の文字。

 

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ここ最近の雨のせいか川の流れがすごく、岩がごろごろ流れている音がしました。

 

 

万治の石仏

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そしていよいよ!万治の石仏です。

今回で2度目のおまいりになります。

 

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明歴三年 諏訪高島藩主 諏訪忠晴が諏訪大社下社春宮に石の鳥居を寄進しようとした この仕事を請け負った石工がこの地にあった大きな石を加工しようとノミを入れたところ 石から血が流れだしました 驚いた石工は鳥居を彫ることをやめ この不思議な石に阿弥陀如来を刻み 建立したと伝えられています

出典:看板より

 

石から血が出るってすごい怖かったでしょうねー。でも手や洋服の模様の彫刻を施したときにも血がダラダラでてたんじゃないのか?と考えるとそれはそれでジワジワきます。

 

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石仏のおまいりの仕方が看板にありました。

 

  1.  正面で一礼し、手を合わせて「よろずおさまりますように」と心で念じる
  2.  石仏の周りを願い事を心で唱えながら時計回りに三周する
  3.  正面に戻り「よろずおさめました」と唱えてから一礼する

 

いやー私事で恐縮ですが、実はこの度新しい環境にうつることになりまして、そのことが不安でたまらなかったのでいてもたってもいられずにおまいりにきたのでした。

なにせ「万(よろず)のことが治(おさまる)」という石仏ですから・・・。

 

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柄にもなく看板のように「よろずおさまりますように」と唱えて三周まわってみたりしたんですが、帰ってから思い返すと、時計回りでなく反時計回りに回ってしまったんですね~・・・。なんかすごくよくない気がします。

 

まあきっとよろずおさめてくださると信じています・・・。

 

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阿弥陀如来仏の字もしっかりと残っていました。

 

万治の石仏のように岩に首が乗ったスタイルのお地蔵さんが山梨にも何体かあり、

それを見てまわった記事があるので興味があれば合わせて読んでみてください~。

kimagurewani.hatenadiary.com

 

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万治の石仏ファン岡本太郎の石碑。

 

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その近くの道端には蛇がいました。

 

・・・おまけ・・・

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石仏近くの横断歩道にあった旗。

ゆるキャラ化されてます。

 

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マンホール。桜とツツジ

 

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春宮にあったピースポール。

 

 

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