岩窟ロマン 西ノ澤不動尊
前回(住宅街をひっそり見守る金刀比羅神社)のつづき。
釜石はゴツゴツした岩があちこちにゴロゴロあります。そのため釜石というとそうした岩のワイルドなイメージがついてしまいました。
今回の記事ではそんな岩の中に納められたお不動さんを紹介します。
金刀比羅神社を出て尾崎神社に向かう途中で黄色い鳥居を発見。
もともと黄色いのか、赤い色がさめたのかは謎ですが・・・
敷地も家一軒分くらいのこじんまりとした場所でした。
どこか昔懐かしいアニメのロボのようにみえる社には「成田山」の文字が。
不動明王は、真言密教の最高仏と位置づけられる大日如来の成り代わった御姿です。お不動さまは、私たちの心の迷い・煩悩を取り除き、全ての人を救うため、忿怒のお顔を示されています。また、ご奉仕をする心の大切さを私たちに教えるため、奴僕の姿になっています。
そしてその傍らに・・・
剣!うひょー
お不動さんが持っておられる剣ですよね。
これは心のあらゆる迷いを断ち切ってくれるらしいです。
剣には家内除災の札。
社の奥の方へ行けそうだったので行ってみると・・・
パカッと岩に扉。(冒頭の写真と同じですが!)
扉は腰までもない小さなものでした。
秘密基地のような印象を受けてワクワクしつつもちょっと怖いなーと思いながら近づくと
中はこんな感じ。
奥の方に険しいお顔のお不動さんがおり、お札や剣が詰め込まれていました。
暗くて穴の隅々までは見えませんでしたが、
上の方が長めになっていて結構空間がありそうな感じ。
この敷地内は草ぼうぼうでしたが石碑もいくつかありました。
山神
上に六所
真ん中に大きく霊山
右に
〇波稲荷神(〇部がよくわからなかった)
小さなお稲荷さんも。
大分年季が入って良そうです。
・・・おまけ・・・
釜石をウロウロしていると、熊注意の看板をたくさん見かけます。この看板があった辺りはそんなに山深いわけではなく普通に民家も多くあるので、本当にこんなところに熊がやってくるのか??と疑問でしたが、まあ、くるんでしょうねえ・・・
鈴も何も持っていなかったのでiphoneでビートルズをかけながらまわっていました。笑
・・・つづく・・・