さいたまトリエンナーレ2016 その2
昨日さいたまトリエンナーレ2016のメインビジュアルにも使われていたこの赤い花の作品を目的にさいたま芸術劇場に行ってきた。
この劇場は普段コンサートや演劇の会場として使われていたり、映画の上映もしているらしく多くの人で賑わっていた。
息をする花 チェ・ジョンファ
ロビーに入ると早速見つけることができた。
落ち着いた雰囲気のロビーの真ん中に吹き抜けがあり、そこに展示されていた。
この建物がこの作品のために設計されたのではないかと思う位似合っていて驚いた。
「息をする花」というタイトルの通り花はゆっくり呼吸するように動いている。
上の部分からも見ることができる。
この作品は大宮駅やさいたま市役所などでも巡回展示されたそう。
そしてこのさいたま芸術劇場にはこのアーティストが手がけたもうひとつ作品が展示されていた。
ハッピーハッピー チェ・ジョンファ
各ホールや楽屋口等をつなぐ通路であるガレリアに展示してあった。
この通路の両側の壁も展示スペースとなっていてトリエンナーレとは別の作品も見れて面白かった。
この作品は世界各国で市民とともにつくられてきたこのアーティストの代表的な作品だという。アートは特別なものではなく、誰もがアーティストになりえるということがテーマとなっている。
ひとつひとつは見覚えのあるようなものなのにたくさん集まると見え方が変わって面白い。
次にこれは別の日にいったものだけど、大宮区役所での展示にも行った。
映像演劇 op.1 椎橋綾那 岡田利規
区役所の地下にあるかつて使われていた食堂。
市民が普通に市役所で手続きや何やらをやっているところを通っていくのでなんだか不思議な感じだった。
写真はないが中は厨房そのもの。
そのカウンターの向こうに厨房があり、その奥にカーテンが引かれ映像が投影されていた。台本を手に話す等身大の女性が映し出され、オーディションか何かの様子のようだった。
映像だということはわかっているのに、
ふと、そこに女性が実際にいるのではないかというような感覚を覚えた。
映像演劇 op.2 青柳いづみ 岡田利規
先ほどの展示から移動して今度は狭く区切られた空間での鑑賞。
ドア越しにいる女性が話している。
居心地のよい不思議な空間で、ほかに人もいなかったので結構長い間みていたような気がした。
俳優がその台本を読み演じている姿は室内を舞台空間へと一変させる。その一方で、等身大の身体が映し出される映像作品でもある。演劇と映像の間を行き来しながら、鑑賞者は何を身体感覚として感知するのか。岡田がまだ誰も見たことがない新たな演劇を”映像演劇”と名付け、初演する。
引用:公式ガイドブックより
さいたまトリエンナーレ2016公式ガイドブック (メディアパルムック)
- 作者: (発行)凸版印刷
- 出版社/メーカー: メディア・パル
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出口にあったアイスクリームの冷蔵庫が時代を感じさせる。
余談だが、この日大宮区役所でiphoneをトイレに落としてしまった。
このあと大宮周辺の作品を観てまわろうと考えていたが中止して、そごうのAppleストアに行った。しかし契約したソフトバンクの代理店独自の保険に入っていたため修理に保険がきかずに4万近くかかると言われてしまった。
とりあえず使えてるしやっぱりいいですといって帰ってきたけど1か月過ぎてもなぜか普通に使えている。謎。