ポールスミス展
先日、上野の森美術館で開催されているポールスミス展に行ってきた。
チケット売り場も鮮やかなピンク色。
自然のある公園内にこういった色が現れると少しどきっとした。
入場時にピンク色のイヤホンが手渡され、スマートフォンで各所にあるQRコードを読み取ると、松田翔太による音声ガイドを聞くことができる。
最初にまずこのポールスミスが収集したアートたちが迎えてくれる。
平日のお昼だというのに結構賑わっていた。
壁に飾られている作品は写真、絵画など様々な種類の作品がランダムに配置されていた。
その中でも存在感を放つボウイ。格好良い。
ここはポールスミスの部屋。
一見、色んな物が雑多に置かれているようだが、偶然隣あう物たちの何気ない組み合わせがポールの感性を刺激しそれが創作に繋がってゆくという。
スパゲティの写真がプリントされたシャツとアタッシュケースの中に作られたミニチュアの世界。
この部屋ではポールの略歴が数多くのモニターから映し出される映像で語られる。
そして仕事場。
落ち着いた印象。
愛用のカメラ、フォトギャラリー、彼が手がけた時計や車など。
そしてこれは彼のあるファンが送ってくるものだという。プレゼントに直接切手を貼っていて面白い。
それとポールがコレクションしているのがすごいなー。
ポールの手掛ける洋服や製品、または写真においてもその印象的な色彩美には目を奪われる。
色を捉え、自らの作品にまた反映していくことのセンスを持っているのだと思った。
この先ポールスミスの洋服を着ることはなさそうだけど、そのアイディアの源のようなものを少し垣間見たような気がして楽しかった。